2015年08月28日

【漫画感想】うわばみ彼女(後藤 羽矢子)


うわばみ彼女 (ジェッツコミックス)


ヤングアニマル本誌 や ヤングアニマルDensiで
大好評連載中の『うわばみ彼女』の第一巻が発売されました。

後藤羽矢子先生は、かわいいタッチのキャラクターに
エロネタや女性視点の鋭いネタなどの組み合わせが特徴的な作家さんです。
本作もその流れを組んだ作風で、
ひたすらアルコールが大好きな"彼女"と
それに付き合わされる彼氏の話です。

彼女はお酒にはうるさいもののわがままなタイプではなく
男性からみて素直にかわいいと思えるタイプの女子です。
ここらへんは後藤先生本人があとがきでも触れています。
彼女も彼氏も、キャラクター造形としてとてもライトにかわいく描かれています。
内容についても、お酒のうんちくやそれにまつわるギャグや
かわいいやりとりのネタが多いです。
単行本2ページ目に「アルコールハラスメント」ネタがあるのですが
深刻なものにせず、エッチなノリと合わせて表現されています。
作品を象徴するような1本で、
「この漫画はこういうノリですよ」と読者を自然にいざなう
丁寧な導入でもあります。

最近、食べ物関係のマンガが増えていますが
うんちくやそれを絡めたストーリーなどに重点が置かれがちです。
『うわばみ彼女』において
お酒は良いギミックとして働いていますが、それはあくまで酒の肴。
かわいいキャラクターとそのやり取りをメインのお酒として
一緒に明るく楽しめる、気軽に読める作品です。



posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月20日

【読書感想】一日ひとつだけ、強くなる。(梅原大吾)


  1日ひとつだけ、強くなる。 世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀


世界一勝ち続けるプロゲーマー梅原大吾さん、
三冊目の本が出ました。

今までの2冊は、ビジネス書籍と言う扱いで
格闘ゲームを知らない方に汎用的に使える思想、哲学が
主たる内容でした。
今作は、今までの経験を例に、どういう想いで
格闘ゲームをプレイしてきたかを語ります。
TV放送・世界大会参加もされたZERO3や
最初の頃のEVO、
初めて対プレイヤー・対キャラクターを突き詰めたエキシビジョンマッチ、など
格闘ゲーム好きなら知ってるいる大会、エピソードを
どういう気持ちで、どういう過程でウメハラがプレイしていたのかがわかります。
おそらく、格闘ゲームファンが一番求めていたエピソードトーク集になります。

もちろん、その思想に至るまでのことや
深い内容についても、しっかりボリュームを使って
説明されており、余すところなくウメハラの半生をおうことができます。

ギルティの話、麻雀の話、ときどの話など
どきりとするような話もさらりと書いてしまうのが
ウメハラらしいです。

これからも
世界各国で様々な状況で
諦めず、成長し続け、活躍し続けるであろうウメハラ。
またエピソードを蓄えて、この形式で読みたいですね。




posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月14日

【漫画感想】恋と軍艦 8巻(西 炯子)


  恋と軍艦(8)<完> (講談社コミックスなかよし)

なかよしで連載されていた「恋と軍艦」の最終巻が発売されました。

主人公香菜と若き町長を中心とした様々な恋愛模様。
年齢、性別、立場を越えていろいろな感情が渦巻きます。
恋愛模様だけでなく
小さい島という地域での政治、異性愛と同性愛、など
とてもティーン向けとは思えないほど多くの要素を取り入れた作品です。
でもわかりにくいほど複雑にはならず
要点を押さえたシンプルな描写や
主人公香菜の人物設計など、
わかりやすくなるように心がけて作られています。

最終巻、8巻では
いままでも何度も自分の恋心に気付かず
その正体に悩んできた香菜がついに自覚します。
そのあたりの心情描写や、
的確に導いてくれる大人の立ち位置が素晴らしいです!!

後日談を描いた【アナザー】も収録されており
香菜たちが生きていく道をすっきり読者に示してくれています。
変にほのめかす表現に飽きているので、
ド直球な回答には感動しました。


大人も楽しめると同時に、
小学生くらいのお子さんに是非読んでほしい作品です。
こういう素晴らしい漫画で、恋を成長を学んでほしいですね。


posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする