2015年10月01日

【漫画感想】僕らはみんな河合荘 7巻(宮原るり)



  僕らはみんな河合荘(7) (ヤングキングコミックス)


アニメ化もされ大好評連載中の
『僕らはみんな河合荘』の新刊が発売されました。
掲載時のカラーページもしっかり収録されており
綺麗なイラストを楽しむことができます。


宮原るり先生のネームは
スピード感があり一見刺激的です。
麻弓の下ネタや彩花の毒舌は
非常にコミカルでリズムがよく
この作品の雰囲気作りに一役買っています。
しかし、それはその奥に潜んでいる人間関係の妙、
この作品の真のテーマとなっているところ
をうまく覆い隠す役割もしています。

愉快なキャラたちの軽妙なやり取りを楽しむも良し
各キャラの想いを思案しその関係性をじっくり楽しむこともでき
複層的な構造で楽しめる一冊です。


posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】天そぞろ 1巻(北崎拓・あかほり悟)



  天そぞろ 1 (ビッグコミックス)



 安政七年(1860年)、黒船来航から8年後の江戸。
 売れない浮世絵師の源吾は千里眼を持つという
 謎の女・楓と出会って、ある絵の執筆を依頼される…
 彼女が描いて欲しいというのは、幕末を揺るがす大事件
 「桜田門外の変」であった! 彼女の目的とは一体なんなのか!?



あの あかほりさとる(今作では「悟」名義)と
北崎拓がタッグを組む。
このニュースは、連載発表当時だいぶ話題になりました。
90年代アニメブームで異常な量の脚本をこなし
大人気深夜アニメを量産、ゲーム業界でも
「サクラ大戦」や「らいむいろ戦記譚」などの原作を手掛けた
あの、あかほりさとる。



江戸の浮世絵師 源吾と
現代から飛ばされた女性 楓とのラブストーリーですが
今後の展開が全然読めません。
まだまだ舞台設定の説明や
展開の始まりでしかないのですが
この不思議な設定からどう物語が転がっていくのか。

そして、同時発売の『ますらお』でも
十分に魅せてくれた北崎先生の圧倒的な画力。
「桜田門外の変」という殺伐とした殺し合いに
説得力を持たせる絵の力、
そしてモチーフでもある浮世絵など
北崎先生にしか表現できない
非常に力を持った迫力のある絵です。

あかほり先生による
いままでにないふしぎな物語と、
北崎先生による絵の力。
このマッチングがこの作品の面白いところです。
ふたつの相乗効果で2巻以降、
さらに面白くなるのではと期待しています。


posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする