2016年05月25日

【漫画感想】高機動無職ニーテンベルグ3巻 (青木ハヤト)

高機動無職ニーテンベルグ (3) (カドカワコミックス・エース)




 無職矯正施設を無事辞職した遊は無職同盟の集まるハテルマ基地に身を寄せていた。
 しかし、そこに強制就職軍のワークマンが強襲。
 しかも敵のパイロットは遊と心を通わせたはずの強化社畜・クーリアで――!?




3巻でも、富野イズム満載!!
ガンダムの台詞をそのままもってくるようなパロディではなくて
富野台詞や富野展開を模するようなネタが多いです。
例:文章の前後を入れ替える強調や、仮面キャラ、ヒロインなど

そして、メカデザイン・作画はかっこいいのに、キャラの画風はちょっとギャグ寄りです。
富野ネタ×かっこいいメカ×脱力系の作画 が
生み出す不思議なコラボレーション。
この作品が少年エースに掲載されているってのが2度笑わせます。


まだまだ物語は続きます。
世のニートどもは括目せよ!!


posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

【漫画感想】少女ファイト13巻(日本橋ヨヲコ)

少女ファイト(13) (イブニングコミックス) ポストカードブック付き 少女ファイト(13)特装版 (プレミアムKC イブニング)



熱い少年漫画はジャンプからしか出ないのか!?
いや違う、真に熱い漫画は日本橋から生まれる!!

イブニング連載中の女性キャラ中心の熱いスポ根『少女ファイト』の最新13巻が発売されました。

■13巻の主な内容
・山吹矢高校との試合後半
・墨日野高校との出会い、試合前半

春高編が始まってから試合描写が多く、
物語全体を覆う熱量のすさまじさに圧倒されますが
今回で特筆すべきは山吹矢戦です。

元からバレーをしていたわけでない高校生がバレーを続ける理由、
それに感化される周りの人間、など
様々なキャラクターの思惑が絡み合い、複雑な人間ドラマを生みだします。

通常の作劇方法として、今いるキャラクターに
とある出来事が発生したら、どう考えどう動くかを想定し
おもしろい、ドラマになるところを切り取って膨らませていくものです。
しかし、少女ファイトは切り取る必要もなく、
どのキャラクターにフォーカスしても非常に濃いドラマが生み出されるように
作られています。
ひとつひとつのエピソードに絡まないキャラがいません。
今回の山吹矢もこの展開用のゲストではなく、
おそらく今後もちょくちょく登場するのではなかろうかと思います。


また、今回は筆者の前作『G戦場ヘブンズドア』から引き続き登場している町蔵、鉄夫、ルミのエピソードも収録されています。
自分の作品を愛するがゆえにバレーを始めた山吹矢、
町蔵に見てほしいがためにバレーを続けているルミ、
そんな人々を見て、町蔵と鉄夫はどう感じたのか。
G戦場ファン必読の展開です。



少女ファイト10周年ということで特設ページも作られているので
こちらも合わせてごらんください。
■少女ファイト13巻特設ページ【http://www.yowoko.com/gfvol13/

少女ファイト最終章春高編がまだまだ序盤。
熱い少女たちのやりとりにこれからもワクワクが止まらない一冊です。
posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月21日

【漫画感想】衛府の七忍 2巻 (山口貴由)



衛府の七忍(2)(チャンピオンREDコミックス)



 最強にして最凶! 現人鬼・波裸羅見参!!
 震鬼、雪鬼、そして霞鬼!
 まつろわぬ民の棲まう都"衛府"の命を受け、
 次々と現れる怨身忍者たち!!
 乱世の大残酷に立ち向かえ!!
 全世界震撼の山口忍者活劇、待望の第2巻ついに登場!!



山口貴由濃度200%
この濃さにあなたは耐えられるか!?


エログロバイオレンス系の漫画がだいぶ減っている昨今、
山口貴由先生が一人最前線を突っ走ってます。
正直、こういう作品の読み方を他で学習できない現在
新規読者がついてこれるか心配です。

と思いましたが、若先生(山口先生のことです)信者には
たまらない展開の連続なので、問題ありませんでした。
若先生は、山口作品とともに育った私たちに向けて
真っ直ぐこっちを向いて描いているではないでしょうか。
本作では、いままで山口作品で活躍した登場人物が
再び私たちの前に現れ、新しい山口作品を再構成していきます。
ただの「再登場」ではなく、今の山口先生の解釈によって
さらにとがったキャラクターになっているのが素晴らしいです。

1巻では特に『サイバー桃太郎』に驚かされましたが
2巻では『シグルイ』の虎眼&牛股を彷彿とさせるキャラの登場に
ワクワクさせられました。
シグルイでは主役ではないものの、
物語のカギを握る因縁の二人がこういう形で再び登場するのは
血が滾る展開でした。
また、加速閃刃「箒星」のように
キャラだけではなく技、用語などもリニューアル、新解釈を用いて
山口節を増して、よりスタイリッシュに感じられるようになっています。

他にも、
筋骨拡充具足、生き甲冑というギミック
駿府城天守閣の秘密、
そしてなにより圧倒的な存在感を持つ
山口作品最強の敵役現人鬼「波裸羅」の登場など
まだまだ仏契りで加速し続ける本作。
若先生にふっ飛ばされないようにしがみついていきたい。
先生の見据える先と同じ方向を向いて、追いかけていきたいと
思わせるような一冊です。



posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする