2016年05月21日

【漫画感想】衛府の七忍 2巻 (山口貴由)



衛府の七忍(2)(チャンピオンREDコミックス)



 最強にして最凶! 現人鬼・波裸羅見参!!
 震鬼、雪鬼、そして霞鬼!
 まつろわぬ民の棲まう都"衛府"の命を受け、
 次々と現れる怨身忍者たち!!
 乱世の大残酷に立ち向かえ!!
 全世界震撼の山口忍者活劇、待望の第2巻ついに登場!!



山口貴由濃度200%
この濃さにあなたは耐えられるか!?


エログロバイオレンス系の漫画がだいぶ減っている昨今、
山口貴由先生が一人最前線を突っ走ってます。
正直、こういう作品の読み方を他で学習できない現在
新規読者がついてこれるか心配です。

と思いましたが、若先生(山口先生のことです)信者には
たまらない展開の連続なので、問題ありませんでした。
若先生は、山口作品とともに育った私たちに向けて
真っ直ぐこっちを向いて描いているではないでしょうか。
本作では、いままで山口作品で活躍した登場人物が
再び私たちの前に現れ、新しい山口作品を再構成していきます。
ただの「再登場」ではなく、今の山口先生の解釈によって
さらにとがったキャラクターになっているのが素晴らしいです。

1巻では特に『サイバー桃太郎』に驚かされましたが
2巻では『シグルイ』の虎眼&牛股を彷彿とさせるキャラの登場に
ワクワクさせられました。
シグルイでは主役ではないものの、
物語のカギを握る因縁の二人がこういう形で再び登場するのは
血が滾る展開でした。
また、加速閃刃「箒星」のように
キャラだけではなく技、用語などもリニューアル、新解釈を用いて
山口節を増して、よりスタイリッシュに感じられるようになっています。

他にも、
筋骨拡充具足、生き甲冑というギミック
駿府城天守閣の秘密、
そしてなにより圧倒的な存在感を持つ
山口作品最強の敵役現人鬼「波裸羅」の登場など
まだまだ仏契りで加速し続ける本作。
若先生にふっ飛ばされないようにしがみついていきたい。
先生の見据える先と同じ方向を向いて、追いかけていきたいと
思わせるような一冊です。



posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする