2016年06月04日

【漫画感想】お迎えです。6巻 (田中メカ)


 
お迎えです。(花とゆめコミックス版) 6



田中メカのほっこりゴーストストーリー『お迎えです。』
14年の時を経て、単行本が出ました。
実写ドラマ化のために、短期復活した連載分と読み切り「前夜祭パトローラー」が収録されています。



お迎えです。は当時大好きで、
全5巻を何度も読み返しては何度も号泣していた記憶があります。
メカ先生の情緒に訴えかける何かを当時の自分は受け取っていたのだと思います。

14年たった今、同じ気持ちで読めるか不安だったのですが
完全に杞憂でした。
もう切なくて切なくて、泣きっぱなしで読みました。

お迎えです。の不思議なところは、
死者の死因を、物語に使わないことなんですね。
死ぬこと自体はあっさり偶然の生み出したものということにしてあって。
だからこそ、日常を幸せに生きていた人が、
置き忘れてきたものの大切さを再確認して、旅立つ。
普通、こういうお話なら、死因とかをもっと絡めると思うのですが
そこを使わないのが、ライトなのに、
すごい泣ける、不思議な読後感を生み出しています。


14年を経て、再確認できる大事なもの、
これを読んで思い出してみませんか?



posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】症年症女 1巻(暁月あきら・西尾維新)



症年症女 1 (ジャンプコミックス)




月刊ジャンプSQ連載中の『症年症女』の単行本がついに発売されました。

 無個性に溢れた世の中で生きる、とある少年は、
 「十二歳で必ず死ぬ」という新病に罹ったと宣告される。
 そんな折、とある少女に出会うのだが──。
 これは、少年と少女に降りかかる、文字通り、命懸けの物語。



この作品は、主人公の「少年」と、彼が出会う「少女」以外は、
ほとんどのキャラクターが認識できません。
顔や台詞など個性を表現する情報はインクや布で隠されています。
少年と少女がそう見えるように、私たち読者にも表現されているのです。

ネームの構図まで西尾先生が考えて暁月先生に渡しているらしいのですが
それゆえに、間の取り方や台詞の配置などが非常に独特です。
暁月先生の魅力的なイラストに、西尾先生の台詞回し、
この2つが織りなす、不思議な表現。



挟まっていたイラストカードに
「新しいマンガ表現にいろいろ挑戦中です!」
とありました。
めだかボックスの暁月あきら・西尾維新、が挑む新しいマンガ表現、
はたしてこの少年と少女はどんな数奇な運命をたどるのか。
まったく先がよめない一冊です。


posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 5巻 (横田 卓馬)



背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 5 (ジャンプコミックス)



週刊ジャンプにて大好評連載中『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』5巻が発売されました。

今回は、タイトル「楽しい地獄の夏合宿」どおり、
夏合宿のお話しが収録されています。

1週間後の夏の全国大会に向けて
最後の集中特訓を行います。
コーチを迎えることで
土井垣ペアは自分の練習に集中でき、
八巻ペアをリードとフォローという
自分たちに必要な練習を始めました。
土屋ペアは自分たちを生かす
自分だけの必殺技を求めて、、、、

土屋ペアは、大会で結果を少しだし
自分たちの成長を感じ、モチベーションを得て
万全で大会に臨むことができる。
非常に「楽しい」状況であることを感じさせます。

その一方、少し不自然な強制でギクシャクしている八巻ペア
方向性のすれ違いがある土井垣ペア。
実力があり上を目指すからこそ生まれる葛藤。
この2ペアが大会でどのような答えを出すのか
非常に楽しみです。
スポーツ開始初期にある「成長を通して楽しいと感じること」
丁寧に描く作品は珍しいですが、
それがこの作品らしいと言えます。
細かい描写の積み立てが、キャラクターの感情をとても豊かに読者に伝えます。
このペアたちが、今後どんな道を選ぶのか、
とても楽しみな1冊です。



posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする