2017年05月19日

【漫画感想】白衣のカノジョ 6巻(日坂水柯)


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 恋愛禁止の職場で出会いながら、結婚を決めたふたり。
 体を重ねるたびに「好き」と云う桑原に、照れてなかなか「好き」と云えない支倉。
 そんなふたりを取り巻く状況も、次第に移り変わってゆく──。
 出会った頃のふたり、不器用ながら最初の一歩を踏み出す、
 そんな彼らのエピソード0も収録した切なくもどかしい大人の恋愛物語、最終巻。



グランドジャンプ本誌&WEBで長年連載していた『白衣のカノジョ』もついに最終巻。最初は、カラダから始まった恋の結末は、、。

日坂先生は、キャラクターのほとんどを筆ペンで作画しているような、強弱のわかりやすい線で画面を構成しています。キャラクターの気持ちが強いとき、心細いとき、気持ちが揺らいでいる時、様々な心情を線で表しています。最終巻である今回は、特に桑原と支倉の二人の気持ちが揺らぐシーンが多く、その気持ちひとつひとつが線となってこちらに語り掛けてくるように感じます。また官能的なシーンのアップで、影絵のように滑らかで、時を切り取ったかのような印象的でセクシーな表現が見られます。日坂先生特有のこの作風は唯一無二で、この作品を支える大事な表現になっています。

ラブストーリーとしては、ややありきたりな展開になりますが、それも時折見せる不安な表情と線から予測される内容とのギャップもあり、安心感とカタルシスをもたらしています。「苦手なタイプだから付き合えるはずない」から始まった恋は、どこに終着するのか。万が一2人が分かれたり、、、と不安になる読者をコントロールしているかのようなラストは見ものです。

最初から最後まで、二人は、ひとりひとりの人間として描かれていたように思えます。またどこかで日坂先生の魅力的なキャラクターではない、人間を、読ませてほしいです。








posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】レトルトパウチ 4巻(横槍メンゴ)



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『クズの本懐』の横槍メンゴ先生がミラクルジャンプにて連載中の『レトルトパウチ』の最新4巻が罰倍されました。

 学業より異性交遊を推奨する衿糸学園で、未だ未経験の幸流、天我、恵麻は学期末、
 怒濤の処女・童貞補習ラッシュ攻めにあう。
 しかし処女・童貞のまま夏休みを迎えた3人に、
 学園は刺激的すぎるスペシャル・ホームワークを課すが…!?



4巻の主役は恵麻!幸流と天我の関係を横目で見ながらも、自分の気持ちに素直に行動する恵麻がかわいくてたまりません!まっすぐで、あまりにもまっすぐだから動き出してしまった感情を止められない恵麻。その行動をうけて幸流の動揺もまた、かわいくてたまりません!エロに隠された揺れ動く乙女心の表現がとても巧みな横槍先生。

エロパートもいつも以上に詰め込まれています。

・図書館でエロサウンドノベル視聴
・グラビア撮影からのオイルマッサージ
・ジャグジー風呂で押し倒されて、、
・メイド服で勉強会!?


シチュエーションだけでも興奮間違いなしのプレイの連続ですが、横槍ガールズのあの表情が加わると、一層に刺激的なプレイに感じられます。横槍先生の描く女の子の表情、って恥じらいを含んでいてたまらなくてリアルなんですよね。

ほかの女の子たちも、天我とどうかかわっていくのか、これからが楽しみな一冊です。







posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic 9巻(伊緒直道・渡航)


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大人気ラノベ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のコミカライズ9巻が発売されました。
体育祭編後半と京都修学旅行編が収録されています。

ここ数年、異世界転生ものが大半を占める中、現代ものラノベを代表する俺ガイルのコミカライズです。現代ものは、中学生高校生読者にとって現実、日常に近い環境が舞台になるので粗がみつかりやすく、よっぽどうまく設定を作らないと読者を引き込むことができません。俺ガイルは、渡先生渾身の主人公比企谷八幡の言動や思想がもとになり、すべてが成り立っています。

@comic は、ぽんかん先生の情緒あふれるイラストよりディフォルメした画風でとっつきやすくリファインされています。セリフ回しも、トリガーとなるところをわかりやすく明示してくれるので、原作よりテンポよく読めます。比企谷八幡の台詞をじっくり味わいたい人は原作小説⇒コミカライズの順で、とりあえず俺ガイルの世界にふれてみたい方は@comic から読んでみるのがいいでしょう。


なぜ、また9巻になってとりあげたかというと、個人的に体育祭編と修学旅行編が大好きだからです(言い切った。
体育祭編は、うざいモブだった相模が祭り上げられ右往左往する姿がとても印象的です。修学旅行編は、三浦グループの名脇役である海老名が、何を考えて行動していたのか、何を望んでいたのかが判明します。

コミュニティを支えてくれる名脇役にスポットライトがあたる話がたまらなく好きなんです!特に海老名さんみたいにコミックリリーフであるキャラの違う一面を見たいんですよ。あー海老名さんまた八幡と絡まないかなぁ。俺ガイル原作7巻の時にも同じこと言ってますね自分。
http://0o0o0o0o0o.seesaa.net/article/352447086.html


原作新刊が止まっている今!追いかけるなら今がチャンス!
コミカライズで俺ガイルの世界に、八幡の屁理屈に飛び込んでみてはいかがでしょうか。








posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする