2017年06月07日

【漫画感想】ハレ婚。12巻(NON)



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一夫多妻が許された町という設定のセクシーラブストーリー『ハレ婚。』の12巻が発売されました。いままでは龍之介に嫁いだ3人の女性を中心に描かれてきましたが、女子高生うららの登場で、雰囲気がガラッとかわりました。セクシーな描写が売りの作品でしたが、うららはとてもピュア。うららには好きな人が居ますが、既婚者です。一夫多妻は許されていても、許されてない恋もある。道ならぬ恋と少女という、新しいテーマが提示され、物語がキュッと引き締まりました。

NONさんの非常に繊細でセクシーな作画ができる漫画家なので、そこにクローズアップされた作品が多いです。しかし今回は、うらら編で新しい一面を見た気がします。もちろんこの作画は魅力的なので、セクシーな展開も維持しつつ、様々な展開で魅せてくれることを期待しています。




posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】ポプテピピック SECOND SEASON (大川ぶくぶ)



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竹書房が生んだ核弾頭『ポプテピピックSECOND SEASON が発売されました。まんがライフWINに連載していた(一応終了の体をとっている)ポプテピピック SECOND SEASON をまとめた単行本です。衝撃の開幕、☆色ガールドロップもフルカラー収録されています。ちゃんとページめくったらあれが居てびっくりしたと同時に「これちゃんと単行本化されたときのページ数計算して描いてるんだな」とどうでもよいところで感心してしまいました。

流行りネタとメタと暴力と意味不明が余すところなく詰まっていて、全方位にケンカ売ってる内容となっております。人のふんどしでなんとやらとはこのことですが、面白いので許されるのか!?こんな漫画を面白く感じてしまう自分が悔しいです。個人的に好きなのは、「がんばるぞい」を無断使用しているやつを芳文社にチクる話です。ゲーム好きとしては、昔のスパロボ(たぶんF)の挙動を再現しただけの話着地をステップ射撃でずらす話レゲエファンがタオルを回転させながらシューティングゲームの自機になる話なんかも気に入っています。あと、何の説明もなく2人がブラシツールになる話なんかもあります。何を書いてるのかわからないと思いますが、全部ポプテピピック SECOND SEASON に収録されている話です。気になる人は買って読んでください。

まんがライフWIN連載時は、少しづつ更新されていたので休憩気分で1,2本読んでクスっと笑ったものですが、こうやってまとめて読んでみると、狂ってる、という感想しか生まれません。しかし、話題になっている流行りネタは確実に抑えていますし、先方が本気で怒るような茶化し方はしていないので、大川先生、実はべらぼうに頭がよくて綿密に計算されて描かれているのでは!?もしくはべらぼうに狂っているのでは!?というあまり真剣に悩みたくない二択で悩まされます。ちょっと考えさせる話から本当に意味のない勢いだけの話までいろいろあるので続けて読んでいても疲れないのが意外です。いろんな系統の話がミルフィーユのように重なり合っていて、飽きさせない工夫がされています。これも計算されているような気がして大川先生のことが恐ろしく思えてきます。

連載はいったん終了していますが、おそらくまた復活するでしょう。いつまでこの作風を押し通すのか、ネタは枯渇しないのか、どこかに訴えられたえられたりしないのか、ドキドキしながら
Third Seasonを待ちたいと思います。







posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 11:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】1日外出録ハンチョウ(福本伸行・萩原天晴・上原求・新井和也 )



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中間管理録トネガワ』の大ヒットをうけて生まれたカイジスピンオフ第2弾。ヤンマガ連載の『1日外出録ハンチョウ』の1巻が発売されました。

ネーム形式で原作を担当しているのはトネガワと同じ萩原天晴、作画はトネガワと別のお二人です。それでも作画クオリティがすごい高い。というかトネガワと同じお二人だと思ってました。元アシスタントとか関係者なんですかね?

トネガワは会長という上司の無茶ぶりや部下の扱いに困るなど、会社組織あるあるネタがメインになっています。一方、ハンチョウはグルメネタです。1日外出という限られた時間でハンチョウは何を食べるのか。上司や部下の顔色を窺いながら仕事をしているトネガワとは対比的に、ハンチョウはとても自由に行動します。昼間からビールを飲みたいけど飲めないサラリーマンを肴に、大生をお代わりするハンチョウ。古なじみの店主の心遣いに感謝しグルなび採点、近所のお祭りに参加し差し入れまでします。24時間と限られた時間をゆったり豪快に使い、最後には粛々と黒服の迎えに応じます。借金背負って地下労働してるのになんでこんなに優雅に外出してるんだよ!!とツッコみたくなりますが、それがこの作品の肝でしょう。不自由な男が手に入れる一日だけの自由。その一日をどう過ごすのか、何を食べるのかこそがその人を表現しています。カイジ本編では、カイジたちを搾取し罠に貶める非道な悪役として登場しましたが、こんな人間らしい一面もあったのか、、と思わせてくれます。

1巻収録はほとんど1話完結です。それが最近のグルメマンガのフォーマットにのっていると同時に、一日外出というテーマにぴったしマッチしています。きれいに一話完結するので、雑誌連載時も気軽に読めます。1話完結のギャグ漫画ということで、表現も少し過剰に増されています。ハンチョウが昼からビールをあおるのを見て、自分もビールを注文しようとして止められるサラリーマンの絶望の表現がすごい過剰で笑えます。カイジ本編に登場する死の淵で絶望する人間、あれより絶望して震えてます。みんな死にそうな顔してソバすすってます。  他にもローマの休日を見る石和の異常に穏やかな目など、絵で笑わせにきてるところが多いです。

登場キャラクターもみんな人間らしくコミカルで笑わせてくれます。厳しく監視するつもりが気が付けば一緒に豪遊してしまう黒服宮本、ハンチョウと舌が合う名も知らぬ男、ハンチョウになついている側近沼川などなど。個人的に好きなのは6話です。ハンチョウはだれかと一緒に行動する時も、外出行動の主導権を握っているんですが、この話だけはどうにも主導権を握れず、名も知らぬ男に翻弄されてしまいます。そして最後のオチ。ちょっと不思議な話を思わせるあの流れから本当にくっだらない(ほめ言葉)オチが、この作品をグルメマンガというよりギャグマンガたらしめている一番のエッセンスだと思います。福本先生もこういう時事ネタやギャグを使うことがあるので、ネタのチョイスまで似せているところが天晴です(←ここもギャグです。特別読み切りの1日個室録ヌマカワで、カラオケ出てくるのも、「福本先生なんかJ-popネタ好きだよなぁ」とか思いながら読みました。








posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする