2017年06月27日

【漫画感想】HUNTER×HUNTER 34巻(冨樫義博)


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少年漫画界の至宝『HUNTER×HUNTER』の最新34巻が発売されました。2016年6月に33巻「厄災」が出てから一年ぶりの刊行です。34巻「死闘」にはNo.351死闘からNo.360寄生までが収録されています。主な内容は、クロロvsヒソカのバトル、そして暗黒大陸への出港 の2本立てです。特に、前者の戦闘は、能力系バトルの頭脳戦として漫画史で1、2を争うほどのエピソードです。複数ある能力をどんどん明らかにしていくクロロ。それを聞いて相手の手順を推理しながら、動きを読み対応していくヒソカ。その読みは合っているのか。作品内で最強かつ最狂な2人が交差するその結末は、、、。

戦闘中、語り部としてヒソカが使われていることで、ヒソカの思考を読者はトレースできます。とても複雑な心理戦の駆け引きですが、ヒソカ思考をベースに理解しやすく演出されているのは流石です。線画の書き込みはさほど多くありませんが、戦闘する2人と観客たち100人からなる非常に多くの人物を、見やすく、動きを感じられる画になっており、省かれた線すら動きを表現する演出に感じられます。線、カメラ視点、擬音、ひとつひとつに富樫先生の念を感じます

動きの激しい前半の戦闘パートとはうってかわって、後半は静かな展開が中心になります。クラピカの静かな思考、判明した情報と自らの能力を根拠とした推理。ハンターは戦闘だけでなく、こういう展開のファンも多く、ハンターだなぁ!富樫だなぁ!とワクワクしてきます。

巻末には、富樫先生自らによる「クロロvsヒソカ解説」が収録されています。2人を戦わせた理由、あの展開について、これからについて、作劇マニュアルと勘、たった2Pの短い文章の中に富樫ファンが知りたかったことがつまっています。漫画家が文章で答えや理由を語るのは少しズルい気もしますが、ファンなので細かいことは気にしません!もっと教えてくれ!!

少年漫画の生ける伝説『HUNTER×HUNTER』。休みながらも長期間連載が続いているため、一度離れると復帰しにくい作品でもあります。数々の伏線、魅力的なキャラクターなど続けて読むことで深く味わうことができる作品です。現在Kindleで各章1巻分程度無料で読めます。途中で脱落してしまったエピソードから復活してみるのはいかがでしょうか。また、ジャンプの連載は、ちょうどこの34巻からの続きになります。この伝説を追わないのは勿体無い!あなたも漫画界の暗黒大陸に、足を踏み入れてみませんか?








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2017年06月07日

【漫画感想】ハレ婚。12巻(NON)



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一夫多妻が許された町という設定のセクシーラブストーリー『ハレ婚。』の12巻が発売されました。いままでは龍之介に嫁いだ3人の女性を中心に描かれてきましたが、女子高生うららの登場で、雰囲気がガラッとかわりました。セクシーな描写が売りの作品でしたが、うららはとてもピュア。うららには好きな人が居ますが、既婚者です。一夫多妻は許されていても、許されてない恋もある。道ならぬ恋と少女という、新しいテーマが提示され、物語がキュッと引き締まりました。

NONさんの非常に繊細でセクシーな作画ができる漫画家なので、そこにクローズアップされた作品が多いです。しかし今回は、うらら編で新しい一面を見た気がします。もちろんこの作画は魅力的なので、セクシーな展開も維持しつつ、様々な展開で魅せてくれることを期待しています。




posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【漫画感想】ポプテピピック SECOND SEASON (大川ぶくぶ)



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竹書房が生んだ核弾頭『ポプテピピックSECOND SEASON が発売されました。まんがライフWINに連載していた(一応終了の体をとっている)ポプテピピック SECOND SEASON をまとめた単行本です。衝撃の開幕、☆色ガールドロップもフルカラー収録されています。ちゃんとページめくったらあれが居てびっくりしたと同時に「これちゃんと単行本化されたときのページ数計算して描いてるんだな」とどうでもよいところで感心してしまいました。

流行りネタとメタと暴力と意味不明が余すところなく詰まっていて、全方位にケンカ売ってる内容となっております。人のふんどしでなんとやらとはこのことですが、面白いので許されるのか!?こんな漫画を面白く感じてしまう自分が悔しいです。個人的に好きなのは、「がんばるぞい」を無断使用しているやつを芳文社にチクる話です。ゲーム好きとしては、昔のスパロボ(たぶんF)の挙動を再現しただけの話着地をステップ射撃でずらす話レゲエファンがタオルを回転させながらシューティングゲームの自機になる話なんかも気に入っています。あと、何の説明もなく2人がブラシツールになる話なんかもあります。何を書いてるのかわからないと思いますが、全部ポプテピピック SECOND SEASON に収録されている話です。気になる人は買って読んでください。

まんがライフWIN連載時は、少しづつ更新されていたので休憩気分で1,2本読んでクスっと笑ったものですが、こうやってまとめて読んでみると、狂ってる、という感想しか生まれません。しかし、話題になっている流行りネタは確実に抑えていますし、先方が本気で怒るような茶化し方はしていないので、大川先生、実はべらぼうに頭がよくて綿密に計算されて描かれているのでは!?もしくはべらぼうに狂っているのでは!?というあまり真剣に悩みたくない二択で悩まされます。ちょっと考えさせる話から本当に意味のない勢いだけの話までいろいろあるので続けて読んでいても疲れないのが意外です。いろんな系統の話がミルフィーユのように重なり合っていて、飽きさせない工夫がされています。これも計算されているような気がして大川先生のことが恐ろしく思えてきます。

連載はいったん終了していますが、おそらくまた復活するでしょう。いつまでこの作風を押し通すのか、ネタは枯渇しないのか、どこかに訴えられたえられたりしないのか、ドキドキしながら
Third Seasonを待ちたいと思います。







posted by 棚傘(たなかさ)都市(とし) at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする